架け橋となるトレーナー

トレーナーの牟田です。平素は大学教員(こども看護学)をしています。

今日はPT(ペアレントトレーニング)の対象についてお話しします。対象はADHD,ASD(自閉スペクトラム症),LD(学習障害)などのある子の保護者(養育者)です。

こどもへのサポートは「療育」(治療と教育)という形で行われます。では、保護者に対しては誰がどのようにサポートするのでしょう?

そうです。ここにPTトレーナーの役割があるのです。発達障害をもつ子の保護者は精神的ストレスを抱えやすいことが研究により明らかとなっています。


中田は「早い時期に母親と専門機関をつなぐ必要性、また、同じ立場の母親同士が交流する場の提供、父親の理解や協力を促すような支援プログラムの実施などが、専門家に切に求められているといえる。」と、述べています。

もう一つ私は《家庭と専門機関と学校をつなぐ架け橋》としての役割がわたしたちトレーナーに求められていると考えます。

架け橋をかけていくにはどうしたら良いのでしょう?それは、保育・療育・教育・医療・行政など専門機関、また当事者である保護者にまずはペアレントトレーニングについて知ってもらうことだと思います。

少しでも共感下さるかたは、GWにお時間を作って頂き、長年、PTの普及・啓発に携わってこられた米田和子先生の教育講演会ならびにトレーナー養成講座を受講していただければと考えています。

《地域での理解をもっと広めていくために、孤立しない地域をつくるために》

→教育講演会を聞いてみたい人
https://www.facebook.com/events/629085607902278/

→トレーナーになってみたい人
https://www.facebook.com/events/605618533600395/

引用論文: 中田洋二郎,筒井恵里子「現在の発達障害における母親の精神的ストレスについて」立正大学臨床心理学研究 第12号 2014 pp. 1-12 立正大学臨床心理学研究 第12号 2014